エルドール85SSLインプレ アピアからエルドール115Fのダウンサイジングモデル という新たな選択肢が登場しました。シーバスが小さなベイトに偏食する春から初夏にかけて、誰もが直面するのが「ルアーを小さくすると飛距離が落ち、攻略範囲が狭くなる」というジレンマ。
そんなアングラーの悩みを解決。アピアから登場したダウンサイジングモデル。
名作エルドール115Fの単なる縮小版ではありません。
「なぜ小型ベイトにこれほどまでアジャストできるのか?」「なぜ初心者の僕でも大物を連れてくることができたのか?」
この記事では、実釣で感じたエルドール85SSLのインプレを徹底解説。最新技術がもたらす恩恵と、春から夏にかけての攻略に欠かせない理由を、アングラー目線でありのままにお届けします。これを読めば、あなたの春の釣果が劇的に変わるかもしれません!
エルドール85SSLのスペック 最新の「リニアエンジン」とは?
まずはのエルドール85SSL基本スペックから。

| 全長 | 85mm |
| 重量 | 10g |
| タイプ | スローシンキング |
| 有効レンジ | 10~50cm |

驚異の重心移動システム「リニアエンジン」
アピア独自の重心移動システム「リニアエンジン」。
通常、10gという軽量な小型プラグは、風の影響を受けやすく飛距離が伸び悩むのが弱点でした。しかし、リニアエンジンはキャスト時にウェイトが後方へスムーズかつ力強く移動し、空中でルアーがバタつくのを最小限に抑え飛行姿勢が安定しているように感じました。
実際に投げてみると、同ウェイトの他ルアーよりもひと伸びする感覚があり、「あと数メートル先に届かせたい」というハクボイル攻略において、この飛距離は圧倒的なアドバンテージになります。
立ち上がりの速さが釣果に直結する
リニアエンジンの凄さは、飛距離だけではありません。着水した瞬間にウェイトが磁力で素早く前方の定位置に戻るため、リールを巻き始めた瞬間にアクションがスタートします。
エルドール115Fと85SSLを比べてみるとリップがワイドな設計になってます。
水噛みの良さや立ち上がりに大きく貢献しているのかもしれません。

なぜか大物が反応する!?ダウンサイジングモデルに秘められた実力
「ルアーを小さくすると、釣れる魚のサイズも下がる」そんな定説を覆してくれるのが、エルドール85SSLの不思議なところです。
実は、僕がこのルアーで魚を出した際、他のルアーではサイズがバラバラだったのに対し、エルドールで食わせる時は大抵50cmアップ以上でした。なぜ、85mmという小さなボディが、警戒心の強い大物を狂わせるのでしょうか?
「派手すぎない」タイトな揺らぎが、百戦錬磨の個体を騙す
大物ほど、ルアーの不自然な強い波動や派手なアクションを見切ります。 エルドール85SSLは、115F譲りのアクションを継承しつつ、115Fよりもアクションが少し大きいです。ただのダウンサイジングではなく明確にレンジやアクション、その時期でのベイトパターンにアジャストできるようになってます。
シャローの「一段下」を引けるSSL(スローシンキング)
このルアーは「SSL(スローシンキング)」設定です。 表層を意識しつつも、水面直下ギリギリではなく、「水面から1枚入ったレンジ(約30cm)」をじっくりと引いてくることができます。
表層でバシャバシャと暴れるハクの下を通せて、シルエット的にもハクよりも大きいので確実に見つけてもらえます。大物が潜んでいた際に群れからはぐれたイナッコ?に見えるのか、はたまたハクの塊に見えるのかシーバスに聞いてみないとわかりませんが、不思議と良型が選んで口を使ってくれている感覚です。
小粒だからこその「吸い込みやすさ」
大型のシーバスは、捕食の際に大きな口で一気に水を吸い込みます。 85mmというサイズ感は、吸い込みの力が弱い時や、ベイトを慎重に選んでいる時でも、違和感なくスッと口の中に入ってしまいます。
「見切られないサイズ」でありながら「しっかり飛んで、いいレンジを引ける」。このダウンサイジングモデルならではのバランスこそが、ベイトが小さいパターンにおいて、サイズを狙って出せる不思議な力を秘めているのでしょう。
春から夏へ!小型ベイトにアジャストする使い方
春のハク・アミパターンから、初夏のカタクチイワシまで。エルドール85SSLが真価を発揮するのは、シーバスが「小さなベイト」に固執しているシチュエーションです。
リニアエンジンの恩恵を最大限に活かしつつ、季節ごとのベイトにアジャストさせるための具体的な動かし方を解説します。
超スローな「ただ巻き」で魅せる:エルドール85SSLで僕が一番釣りあげている釣り方。超スローなリトリーブです。ハンドル1回転に3〜4秒かけるイメージでじっくり巻きます。超ゆっくり巻くので足元のストラクチャーやシャローに差し掛かったタイミングでバイトが出ることが多い印象です。
「レンジの一枚下」を意識したドリフト:春のベイトはそんなにきびきび泳いでないです。そんな時は、SSL(スローシンキング)の特性を活かしたドリフトが有効です。流れのアップクロスに投げ、ラインのたるみを取る程度の速度で流します。流れのヨレに入った瞬間にリニアエンジンが微細な変化に反応し、食わせの間を自動で作ってくれます。
「リアクション」を誘うジャーク:水温が上がり、シーバスの活性が高まる初夏など。ただ巻きで見切られる場合は、軽いジャークを混ぜてみてください。まだ未経験の夏ですが、115Fから継承されるジャークのキレッキレ具合は間違いなく効くはずです。
実際に使って感じたデメリット
エルドール85SSLは非常に完成度の高いルアーです。あらゆる状況で万能というわけではありません。僕が現場で使い倒す中で感じたリアルなデメリットも包み隠さずお伝えします。
「激流」や「早巻き」では暴れてしまう:エルドール85SSLは、あくまでスローに引くことに特化していると個人的には思っています。そのため、本流の激流エリアや、デイゲームでの超高速リトリーブで使用すると、アクションがバタつき暴れすぎてしまう印象です。流れの強い場所では、無理に巻かずに「流す(ドリフト)」するか、アップからシンプルただ巻きがおすすめです。
レンジ管理に慣れが必要:「SSL(スローシンキング)」という設定は武器になりますが、初心者にとっては少しだけ注意が必要です。フローティングルアーのように「止めておけば浮いてくる」わけではないため、あまりにスローに引きすぎたり、巻くのを止めすぎたりすると、シャローエリアでは底を擦って最悪ルアーロストの可能性もあります。
リニアエンジンの「戻り」を確認するクセが必要:非常に優秀なリニアエンジンですが、稀にキャスト後の着水衝撃が弱いと、ウェイトが前方に完全に戻りきらないことがあります。そのまま巻き始めると、本来のタイトなアクションが出ず泳ぎません。着水した瞬間に軽く「チョン」と竿先を煽ってから巻き始めましょう。
まとめ:不思議な力でベイトが小さい時期でも大物を出そう
アピアの最新技術が詰まったエルドール85SSL。
「ダウンサイジングモデル=小型狙い」というこれまでの常識を、良い意味で裏切ってくれるのがこのルアーの最大の魅力です。僕自身、このルアーを投げるたびに「なぜかデカいのが釣れる」という不思議な力を何度も体感してきました。
最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。
迷った時の「核」になる一本
春や初夏の小型ベイトパターンでも、「小さいのに強気で攻められる」エルドール85SSLを信じて投げ続けてみてください。
最新の重心移動システムがもたらす飛距離を武器に、これまで届かなかったあのボイルへ。そして、誰もが諦めていた「マイクロベイトの中の大型個体」を、その手で掴み取ってください。
このルアーが、あなたの春から夏のシーバスフィッシングを、よりエキサイティングで実りあるものにしてくれるはずです!

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